お世話になっております。
半透明マテリアルとポイントライトやスポットライトなどの一部場所だけに適応されるライトの適応距離に関してご相談です。
半透明マテリアルの詳細設定で
LightingMode を Surface ForwardShading 以外に設定している場合、
そのマテリアルが利用されているActorからカメラを遠ざけると、ライトの適応が距離によってフェードアウトされて消えると思います。
設定にない場合は、エンジンコードを変更するなども含めて、
この距離を拡大することは可能でしょうか?
追加で質問です
このライトの影響に関して、フェードアウトである程度弱くなった後にその強さで維持され、ある一定の距離で急に0になるように見えます。
(平行光源を削除して真っ暗にした状態で ポイントライトだけ設置して その近くにある 半透明 Lit マテリアルを貼ったモデルをカメラを引きながら見ると急に影響が0になって見えます)
こちら0まで滑らかにフェードアウトさせることは可能でしょうか?
お世話になっております。
今回ご相談頂いている半透明のライティングに関しましては不透明とは異なる仕組みで行われており、特に対象となるライティングモードに関しては、Translucency Lighting Volumeを用いたものかと思われます。こちらは半透明の都合上Volumeベースで計算が行われており、計算負荷がかかるため以下のような距離ベースで指定する2段階のVolumeと解像度調整が行われています。
※調整可能な設定値
- r.TranslucencyLightingVolumeDim は、デフォルトで 64 に設定されています。この値を 2 倍にすると、ライト ボリュームのコストが 8 倍に増加します。
- r.TranslucencyLightingVolumeInnerDistance のデフォルト値は 1500 です。この値を上げると、ライティング ボリュームの適用範囲が広がりますが、有効解像度は低下します。
- r.TranslucencyLightingVolumeOuterDistance のデフォルトは 5000 です。この値を上げると、ライティング ボリュームの適用範囲が広がりますが、有効解像度は低下します。
https://dev.epicgames.com/documentation/ja-jp/unreal-engine/lit-translucency-in-unreal-engine
Volumeの距離や解像度を調整をしていただくと遠くまでの影響や遷移の調整が可能となっていますが、負荷の問題があるため局所的な問題であればEmissive値を設定するなどの対策が有効かと思われます。
お手数おかけしますが、上記設定をお試し頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。