原因
World Partitionのストリーミングを有効化すると、プレイヤー位置を中心としてグリッド単位でレベル上のActorのロード/アンロードが管理されます。
その場合、ロードされる範囲外となる位置にプレイヤーが立つことで意図しない形でActorがアンロードされてしまう可能性があります。
ストリーミングについては公式ドキュメントを参照ください。
確認環境
UEFN 29.20
対処方法
Is Spatially Loaded(空間的にロードされている)をFalseにする
Epic Games Japan、鈴木氏の資料を参考にIs Spatially Loadedを無効化することで対処できました。
ActorによってはIs Spatially Loadedというストリーミングの状況に関わらず、常に読み込むように設定できます。
個人的に確認しておいた方が良いと思うActor
以降は個人的にUEFNにてストリーミングを有効化する場合、設定を確認しておいた方が良さそうなActorを列挙しています。
Post Process Volume
画面効果やポストエフェクトをかけるためのActorです。
Unbound(無制限に適用)を有効化し、レベル上のどこにプレイヤーが居てもPost Processの影響を受けるように設定したとしてもストリーミングによりアンロードされてしまうと意図しない絵となる可能性があります。
Lumen Exposure Manager
Lumenあり/なしそれぞれのExposureを調整する際に利用します。
意図しないタイミングでアンロードされてしまうとレベル上のライティング状況が大きく変わる可能性があります。
Lighting Scalability Manager
スケーラビリティに応じたアセットの読み替えを行ってくれるActorです。
以上です。